今回は、EMS7スリム両替機についてご紹介したいと思います。
この機種は現在、マースウインテックのSB-20-P1識別機を使用しており、P1とP3の両モデルがEMS7スリム両替機で使用可能です。

当社で、ビルバリ販売してますのでよろしくお願いします。m(__)m

EMS-7の特徴

EMS7スリム両替機は、約20年前に多く流通し、パチンコ店でよくメダルサンドとして使用されていました。

非常にシンプルな構造が特徴で、筐体も軽く、以下の4つのユニットに分かれています。

4つのユニットの内訳

  • 電源基盤
  • 表示基盤
  • ビルバリ部分
  • コインホッパー

この単純な構造により、修理もしやすく人気のある機種となっています。
※修理費も安く・設置台数が多かったので予備部品が豊富である。

3つのタイプについて

EMS-7には以下の3つのタイプがあります。

  1. EMS-7F下皿タイプ - メダル収容枚数が最も多い
  2. EMS-7N兜タイプ - 下皿タイプの次にメダル枚数が多い
  3. EMS-7NFフラットタイプ

    上から順に収納枚数が多い
    約4000枚
    約3000枚
    約2800枚
    ※EMS-7Aは除外

購入時の重要な注意点

マースウインテック・スリム両替機のビルバリを撮影

最近、非常に多くなっているのが不具合に関するお問い合わせです。

信頼できる販売者の選択について

一部の販売者から購入された識別機には、中継基盤の不具合が非常に多く発生しています。

これらは当社の中継基盤を模倣して作られていることが多いようです。

バグがあり、特に「エラー11」がよく出てくるため、問い合わせが急増しています。

オークションやメルカリで購入される際は、以下の点を必ず確認してください。

チェック項目

  • 保証期間が1年あるか?
  • 会社の所在地がはっきりしているか?
  • 自社サイトで販売しているか?
  • サイトで過去の取引実績や販売実績が豊富か?

これらの確認を怠ると、模倣基盤による不具合や、アフターサービスが受けられないといった問題が発生する可能性があります。

信頼できる販売店以外の製品については、サポートが限定的となる場合がありますので、注意して購入してくださいね!

よくあるエラーコードと対処法

それでは、弊社にお電話が多いエラーの問い合わせをランキング形式でいくつか紹介します。

第1位:電源スイッチの場所がわからない

.最も多い問い合わせ堂々の第一位は、電源スイッチの場所がわからないといったご相談です。

この機種は不親切なのですが、取扱説明書に電源スイッチの記述がありません。

そのため、多くのお客様からお問い合わせをいただいています。

対処法: 電源スイッチの場所を説明した動画を貼り付けます!

電源の位置が分からい方は開始から50秒くらいで説明してます。

参考にしてください。

第2位:E-3エラー

スリム両替機のメダルホッパーを撮影

E-3は故障ではありません。 これは単純にコインの枚数が少ない状態(エンプティー)を示すエラーです。

原因は?: コイン・硬貨の残量不足

対処法は?: コイン・硬貨を補充するだけで解消されます

このE-3エラーは、お客様が慌てて弊社にお電話をかけてくる問い合わせです。

取扱説明書に記載されているのですが、なかなかお客様は取説をご覧にならないんですよね(笑)

弊社の改良点

弊社では、このE-3エラーが出ないように改造を施しています。

これにより、お客様の運用負荷を軽減し、不要なお問い合わせを削減しています。

第3位:E-38エラー

スリム両替機のホッパー整備の画像

E-38エラーの原因: ホッパーのコネクターが正しくジョイントされていないために発生するエラーです。

考えられる原因

  1. 運送中の振動によりホッパーが緩んでしまう
  2. お客様がコイン回収などの際に、ホッパーを奥まできちんと押し込んでいない

対処法: コインホッパーを一度手前に抜き、奥まできっちりと差し込み直すことでエラーは解消されます。

長期使用による問題と弊社の対応

もう一つの原因として、長年使用しているうちにコネクタ部分がへこんでくることがあります。

弊社では、写真のようにピンを精密ドライバーで元の状態に戻し、E-38エラーが出ないように修理対応しています。

識別機のよくあるエラーコード

GLORYスリム両替機EMS-7の表示基板を撮影

識別機で最も多く発生するエラーはE-7E-8です。

これらも非常にお問い合わせが多く、うっかりミスが原因の場合がほとんどです。

E-7エラーについて

E-7エラーの原因: 識別機の上蓋がしっかりと閉まっていない時に発生するエラーです。

お札の通り道に関連するエラーで、以下のような場面で発生することが多いです。

よくある事例

  • 紙幣が詰まった時の処置後
  • 識別機の掃除をした後
  • 上蓋を開けた作業の後

お客様が識別機の上蓋を開けて作業をした後、上蓋をしっかりと閉めずに作業を終えてしまうことが主な原因です。

対処法: もう一度上蓋を開けて、しっかりと締め直すことでほとんどの場合解決できます。

エラー内容考えられる要因、対応
E1真券信号異常配線切れなど
E11真券信号異常信号巾が規定の範囲に無い
E12真券信号異常(引き抜き)入金した紙幣を引き抜こうとした
E2収金確認信号異常配線切れなど
E21収金確認信号異常(重なり)信号巾が規定の範囲に無い
E38ホッパーコネクタ抜け配線切れ、接触不良
E4メダルブリッジエンプティ解除のときはメダル切れで発生
E5メダルロック異物によるモーターロック
E6カウント信号異常カウントセンサーの汚れ、詰り、イタズラなど
E7紙幣識別機異常紙幣識別機の故障
E8紙幣識別機コネクタ抜けピンの錆や配線切れもチェック
E9メダル過投出異常メダル巾を合わせてない場合に起こる
EE貸出中停電電源不良含など
EA5設定データエラーRAM飛び 再設定で復旧
EA3RAMデータエラー再設定で直らないときは基板不良
EA1ROMチェックエラー基板不良
EA2RAMチェックエラー基板不良
EA9プログラム暴走エラー基板不良
EC*再プレイ信号異常

メンテナンスについて

スリム両替機EMS-7の電源基板を分解して撮影

そのスリム両替機オーバーホールしてますか?

電源基盤のコンデンサー交換

電源基盤をオーバーホールしてるか?確認してますか????

電源基盤の劣化したコンデンサーを交換しないと、ほぼ使用できません。

販売から20年以上が経過しており、コンデンサーがほぼ劣化しています。

劣化したコンデンサーは電圧の供給不足を引き起こし、お札の読み込みスピードが遅くなり、読み込み不良の原因となります。

弊社では、電源基盤のコンデンサーをすべて交換し、状態をしっかりと確認・測定してから交換するようにしています。

もちろん、アトラスで購入したお客様は不具合が発生した場合、無償で交換対応いたします。

あっ!一つ忘れてました。

ホッパーで相談が多いのが過払い問題です。

コインホッパーをそのまま使用している場合、過払いが頻繁に発生します(12枚、13枚の払い出しなど)。

これは100円玉とパチスロメダルの大きさが異なるため、小さい100円玉がセンサー部分で正しく検知されず、通過してしまうことが原因です。

この機種は元々25φのメダル用として設計されているため、100円玉・500円玉仕様への調整が必要です。

適切な調整を行っている販売店から購入すれば問題ありませんが、調整を行ってる販社は今迄見たことがないというのが実情で、調整なしに販売されているケースが多く見受けられます。

過払いでお困りの場合は、必ず専門的な調整が必要です。

過払いのチェック方法

過払いが発生しているかどうかを確認する方法をご説明します。

  1. 毎日の釣銭枚数を固定する 例:100円玉を300枚セットして開始
  2. 計算による確認 1000円札が10枚投入された場合、100円玉の残枚数は必ず200枚になるはずです (300枚 - 100枚払い出し = 200枚)
  3. 誤差の確認 計算上の残枚数と実際の残枚数に誤差が出ると、過払いの可能性が高いです
  4. 継続的なチェック 枚数が合わない場合は、数日間継続してチェックし、2・3回続くようであればご相談ください
  5. 事前確認 ご相談の前に、スリム両替機の中に100円玉が残っていないかを必ず確認してください

過払い対策済のスリム両替機ホッパーを出荷してます!

なお、弊社では出荷前に一台一台すべての機器に対して過払い対策を実施しております。

この調整により、お客様に安心してご利用いただける状態でお渡ししています。

硬貨種別・枚数変更

  • 100円玉と500円玉の設定変更が可能
  • 払い出し枚数の変更も可能(弊社でのみ対応)
  • 500円玉仕様への変更をご希望の場合は弊社にご相談ください

弊社のサポート体制

弊社はEMS-7だけで500台以上を保有しており、部品在庫も豊富に取り揃えています。

充実した動画解説サービス

お客様のスムーズな運用をサポートするため、以下の動画解説をご提供しています:

  • 電源の入れ方がわからない?-電源スイッチの位置を解説
  • エラー解除の方法 - よくあるエラーの対処法
  • パネルの開け方 - 紙幣取り出し時などの操作方法
  • スイッチの位置と操作方法 - お問い合わせの多い操作について詳しく解説

これらの動画により、初めてご利用のお客様でも安心して操作いただけます。

アフターサービス

在庫を十分に持たない業者やメルカリなどで購入した場合、故障時のアフターサービスが受けられない可能性があります。

特に過払い問題については、適切な調整なしに販売されているケースが多く、弊社への問い合わせが急増しています。

安心してご利用いただくためにも、ぜひ弊社でのご購入をご検討ください。


ご不明な点やお問い合わせがございましたら、お気軽にご連絡ください。

1つ目:200字要約

EMS7スリム両替機は約20年前に流通したパチンコ店向けメダルサンドで、シンプルな4ユニット構造が特徴です。3つのタイプ(F・N・NF)があり、メダル収容枚数が異なります。購入時は模倣基盤による不具合を避けるため信頼できる販売者選択が重要です。よくあるエラーは電源スイッチ不明、E-3(コイン不足)、E-38(ホッパー接続)など。20年経過でコンデンサー交換が必須で、100円玉使用時は過払い対策の調整が必要です。弊社では部品在庫豊富で動画解説やアフターサービスを提供しています。

2つ目:重要キーワード10個

🔧 EMS7スリム両替機 約20年前にパチンコ店で広く使用されたメダルサンドの機種名です。電源基盤・表示基盤・ビルバリ部分・コインホッパーの4つのユニットで構成されるシンプルな構造が特徴で、修理しやすく人気があります。現在でも多くの店舗で使用されており、予備部品が豊富で修理費が安いメリットがあります。

💰 識別機 紙幣を読み取って真偽を判定する重要な装置で、マースウインテックのSB-20-P1モデルが使用されています。最も多いエラーはE-7とE-8で、主に上蓋が正しく閉まっていない時に発生します。長期使用により読み込み速度が低下することがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

⚠️ エラーコード 機械の不具合や状態を数字で示すシステムです。E-3はコイン不足、E-38はホッパー接続不良、E-7は識別機上蓋の閉まり不良を示します。多くは故障ではなく運用上のミスが原因で、適切な対処により簡単に解消できます。取扱説明書に記載されていますが、実際の問い合わせが非常に多い項目です。

🪙 ホッパー 硬貨を自動で払い出す装置で、EMS7の重要な構成部品の一つです。運送中の振動や日常の使用でコネクター部分が緩むことがあり、E-38エラーの原因となります。長期使用でコネクタ部分がへこむこともあるため、定期的な点検と調整が必要です。奥までしっかりと差し込むことでエラーが解消されます。

電源基盤 機械全体に電力を供給する重要な基盤で、20年以上経過によりコンデンサーがほぼ劣化しています。劣化すると電圧供給不足により紙幣読み込み速度が遅くなり、読み込み不良の原因となります。適切な動作のためには全コンデンサーの交換が必須で、弊社では状態確認・測定後に交換作業を行っています。

🔋 コンデンサー 電源基盤内の電気を蓄える部品で、20年以上の使用により劣化が進んでいます。劣化したコンデンサーは電圧供給を不安定にし、識別機の動作不良や読み込み速度低下を引き起こします。交換しないとほぼ使用できない状態となるため、メンテナンスで最も重要な作業項目です。弊社では全数交換して品質を保証しています。

💸 過払い 設定枚数より多く硬貨が払い出される問題で、100円玉とパチスロメダルの大きさの違いが原因です。元々25φのメダル用設計のため、小さい100円玉がセンサーで正しく検知されず通過してしまいます。適切な調整なしに販売されるケースが多く、専門的な調整が必要です。弊社では出荷前に全台に対策を実施しています。

🔧 メンテナンス 機械の性能維持と故障予防のための定期的な点検・整備作業です。特に電源基盤のコンデンサー交換は必須で、20年経過した機器では避けて通れません。識別機の清掃、ホッパーの調整、過払い対策なども含まれます。適切なメンテナンスにより長期間安定した動作が可能となり、運用コストの削減にもつながります。

🛠️ 調整 機器を適切に動作させるための設定変更や部品調整作業です。特に100円玉や500円玉仕様への変更時には専門的な調整が必要で、過払い防止のための重要な作業です。硬貨種別・払い出し枚数の変更も可能で、弊社でのみ対応しています。調整を行わずに販売されているケースが多く、購入時の確認が重要です。

📞 アフターサービス 購入後の技術サポートや故障対応などの顧客支援サービスです。在庫不足の業者やメルカリ購入では受けられない可能性があります。弊社では500台以上の在庫と豊富な部品在庫を保有し、動画解説サービスや無償交換対

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